派遣の仕事初日。
この日の朝ほど、気持ちが落ち着かない日はありません。
何度経験しても、初日は慣れないものです。
早く着きすぎてしまったらどうしよう。
遅刻したらどうしよう。
職場の人はどんな雰囲気だろう。
ちゃんと仕事についていけるだろうか。
頭の中では、まだ起きてもいないことを何度も想像してしまいます。
「派遣の初日は不安で当たり前」と頭ではわかっていても、気持ちはそう簡単に割り切れません。
それでも、多くの人がこうして初日を迎え、なんとか一日を終えています。
私自身も、何度も派遣の初日を経験してきましたが、「不安ゼロ」で迎えられた日は一度もありません。
派遣の初日は、なぜこんなに不安になるのか
派遣の初日が不安なのは、性格の問題ではありません。
派遣という働き方そのものが、不安を生みやすい構造だからです。
- 職場に知っている人がいない
- 自分の立場が曖昧
- 期待されているレベルがわからない
- 失敗したらどうなるのか見えない
正社員の異動や配置換えと違い、「受け入れられる側」として一から人間関係を作らなければならない。
さらに派遣の場合、「合わなかったら更新されないかもしれない」という意識が、無意識にプレッシャーになります。
この状態で不安を感じない方が不自然です。
初日に完璧を求めるほど、しんどくなる
初日を前にすると、多くの人がこう考えます。
- 迷惑をかけてはいけない
- できる人だと思われたい
- 早く職場に馴染まなければ
でも、派遣の初日に完璧を目指すほど、気持ちは追い込まれます。
初日は、
- 業務の全体像も
- 人間関係も
- 職場のルールも
何もわからなくて当然です。
それなのに「初日から戦力にならなきゃ」「失敗したら評価が下がる」と自分に課してしまう。
これが、不安を何倍にも大きくします。
私が初日を迎えるときに、決めていること
派遣の初日を何度も経験する中で、私は一つだけ決めていることがあります。
「今日は仕事を覚えなくていい」
これだけです。
初日は、
- 挨拶ができればOK
- 指示をメモできればOK
- わからないことを聞ければOK
それ以上は求めません。
仕事の理解度やスピードは、二日目以降で十分です。
初日は「場の空気を知る日」と割り切っています。
この割り切りがあるだけで、気持ちはかなりラクになります。
初日は「評価される日」ではない
多くの人が誤解していますが、派遣の初日は評価の日ではありません。
職場側も、「今日から来た人」として見ています。
- できなくて当たり前
- わからなくて当たり前
- 緊張していて当たり前
むしろ、初日から完璧に動こうとする人の方が、周囲を戸惑わせることもあります。
初日に求められているのは、「できる人」ではなく「一緒にやっていけそうな人」です。
不安があっても、初日は終わる
どれだけ不安でも、初日は必ず終わります。
朝の不安と、帰りの不安は、同じではありません。
帰り道には、
「思ったより大丈夫だった」
「なんとか一日終わった」
そう感じる人がほとんどです。
不安は、消えなくてもいい。
一日を終えられたという事実が、次の日への安心になります。
派遣の初日は「通過点」でしかない
派遣の初日は、ゴールではありません。
評価の場でも、勝負の日でもありません。
ただの通過点です。
この一日を「完璧にこなそう」と思うか
「無事に終えよう」と思うかで、心の疲れ方は大きく変わります。
派遣は、長く続ける働き方ではないかもしれません。
だからこそ、初日から力を入れすぎないことが大切です。
不安があるままでも、働いていい
派遣で働く上で、不安を完全になくす必要はありません。
不安があるまま、様子を見ながら、距離を取りながら、続ける。
それで十分です。
派遣の初日は、不安があって当たり前。
それでも一日は終わるし、次の日はまた少し違って見えます。
「今日は無事に行って帰ってくる」
それだけで、派遣の初日は合格です。