派遣の仕事初日が終わったあと、家に帰ってから急に動けなくなることがあります。
座ったままぼんやりしてしまったり、夕飯を作る気力が湧かなかったり、何もしていないのにひどく疲れていると感じたりします。
「今日、そんなに大変なことしたかな」
「仕事はそこまで難しくなかったはずなのに」
そう思いながらも、体も頭も重く、気持ちだけが消耗している。
派遣の初日後に感じるこの疲れは、決して珍しいものではありません。
初日の疲れは、仕事量とは比例しない
派遣初日の疲れは、実際の作業量とはあまり関係がありません。
むしろ、仕事内容が軽めだった日ほど、「なぜこんなに疲れているんだろう」と不思議に感じる人も多いはずです。
その理由は、初日は体よりも神経を使っている時間が圧倒的に長いからです。
- 職場の雰囲気を読む
- 人の名前や立場を覚えようとする
- 失礼がないか常に気を張る
- 何が正解かわからない中で判断する
これらはすべて、目に見えない消耗です。
座って話を聞いていただけでも、頭の中ではフル回転している状態なのです。
「ちゃんとできたか」を何度も思い返してしまう
初日が終わったあと、家に帰ってからも気持ちが休まらない人は多いです。
それは、仕事が終わったのに、頭の中で一日を何度も振り返ってしまうからです。
「あの返事でよかったかな」
「質問しすぎたかもしれない」
「もっと気の利いたことが言えたかも」
こうした振り返りは、真面目な人ほど止まりません。
そして、この“終わったあとに続く緊張”が、疲れをさらに大きくします。
派遣は「立場を探りながら働く」初期期間がある
派遣の仕事は、最初から立場がはっきりしている働き方ではありません。
正社員のように役割が固定されているわけでもなく、パートのように業務範囲が明確な場合ばかりでもありません。
特に最初の数日は、「どこまでやっていいのか」「どこからは踏み込まない方がいいのか」を、探りながら働く時間になります。
この“探りながら動く状態”は、想像以上に疲れます。
自分でも気づかないうちに、ずっとブレーキを踏みながら働いているようなものだからです。
疲れを「向いていないサイン」と決めつけなくていい
初日のあとに強い疲れを感じると、「この仕事、合っていないのかもしれない」と不安になる人もいます。
でも、ここで急いで結論を出す必要はありません。
初日の疲れは、
- 新しい環境
- 新しい人間関係
- 新しいルール
これらが一気に重なった結果です。
仕事の向き・不向きとは、まだ切り分けられない段階です。
私が「初日後」に意識していること
派遣の初日が終わった日は、私は自分にあまり多くを求めないようにしています。
反省も、分析も、次への対策も、その日はしません。
意識しているのは、「今日はよくやった」と一度区切ることだけです。
初日は、行って、帰ってくるだけで十分です。
疲れたと感じるのは、それだけ気を張っていた証拠でもあります。
疲れが出るのは、真面目に向き合った証拠
派遣初日のあとに感じる疲れは、怠けでも弱さでもありません。
むしろ、その仕事や環境に対して、きちんと向き合おうとした結果です。
何も考えずにやり過ごしていれば、ここまで疲れません。
気を配り、周囲を見て、自分なりに対応しようとしたからこそ、消耗するのです。
派遣の初期は「疲れていい期間」
派遣の働き方には、慣れるまでの助走期間があります。
最初から軽やかに働ける人の方が少数です。
だから、初日のあとに疲れ切ってしまっても、「自分はダメだ」と思う必要はありません。
派遣の初期は、疲れていい期間です。
数日、数週間かけて、少しずつ力の入れ方を覚えていけばいい。
初日が終わったら、それで十分
派遣初日が終わったあとに、どっと疲れる。
それは、あなたがその場にちゃんと立っていた証拠です。
今日は終わった。
無事に帰ってきた。
それだけで、その日は十分合格です。