【期間限定派遣】60人の大量募集で派遣リーダーを経験|データ入力だけではなかった私の体験談

派遣の体験談

派遣の求人には、ときどき数十人単位の「大量募集」があります。

新しい業務が始まるときや、一定期間に大量のデータを処理する必要があるときなど、一度に多くの派遣社員を採用する仕事です。

私も過去に、約60人の派遣社員が一斉に集められたデータ入力の仕事を経験しました。

仕事内容そのものは、決められた内容を専用システムへ入力していくというもの。ところが私は、なぜか10人ほどのチームをまとめる派遣リーダーを任されることになりました。

データ入力をするつもりで入った私にとって、リーダー業務は想定していなかった仕事です。

今回は、大量募集の派遣で実際に働いたときの様子と、派遣リーダーを経験して感じたことを書いてみたいと思います。

目次

約60人が一斉に集められた大量募集の派遣

この仕事は、約60人の派遣社員が同じタイミングで働き始める大規模なものでした。

これだけの人数が必要になる仕事ですから、一人ひとりがそれぞれ違う仕事をするわけではありません。基本的には決められた手順に沿って、同じようなデータ入力を進めていきます。

職場では約10人ずつのチームに分かれて仕事をしていました。

大量募集の派遣は、一人で新しい職場へ入る場合とは少し雰囲気が違います。周囲にも同じタイミングで仕事を始める派遣社員がたくさんいるので、「自分だけ何もわからない」という状態になりにくいのは良いところでした。

実際、この職場では派遣社員同士の関係も良く、私は人間関係そのものに苦労した記憶はありません。

ただ、同じ派遣社員として入ったはずなのに、私はその中で派遣リーダーを担当することになりました。

データ入力だけではなくチームを見る仕事も加わった

派遣リーダーになっても、もちろん自分のデータ入力業務はあります。

そこに加わったのが、チーム内の状況を把握する仕事でした。

誰がどのくらい仕事を進めているのかという業務面だけでなく、チーム内の人間関係なども確認し、その状況を社員へ伝える必要がありました。

さらに、毎日チームの状況をまとめた報告書を作成する仕事もありました。

つまり、ほかの派遣社員と同じように入力業務を進めながら、10人ほどのメンバーの様子を見て、その内容を整理して社員へ報告することになります。

今振り返れば、リーダーなのだからチームを見るのは当然なのですが、当時の私はこのような役割に慣れていませんでした。

特に難しかったのは、人の感情や人間関係まで把握して報告することです。

数字で確認できる仕事の進捗とは違い、人の気持ちは簡単には判断できません。

誰かから話を聞いたとしても、その人だけの話で判断するわけにもいきません。それを自分なりに整理して社員へ伝えるという仕事は、私にとってデータ入力よりずっと難しいものでした。

同じ派遣でもリーダーになると仕事量が違った

派遣リーダーを経験して実感したのは、同じプロジェクトに参加している派遣社員でも、役割によって仕事量が大きく変わることでした。

ほかのメンバーがその日の入力業務を終えれば帰れる中、私はその後に報告をまとめる必要があり、18時の終業時間を過ぎて18時30分頃まで残ることもありました。

たった30分と思うかもしれません。

しかし、当時の私にはまだ小さな子どもがいました。

職場のすぐ近くに保育園があったため、仕事が終わればそのまま迎えに行く生活です。

毎日の30分は、子どもの迎えが30分遅くなるということでもあります。

私はもともと、子どもが小さい時期には仕事によって家庭への負担が大きくなり過ぎないよう、働く期間や勤務地などを考えて派遣の仕事を選んでいました。

そのため、「データ入力の仕事」と考えて始めたものの、リーダーを任されたことで想定していた働き方とは少し変わっていきました。

子どもの急な体調不良と仕事の間で困ったこともあった

この仕事で今でも強く覚えている出来事があります。

勤務を始めたばかりの頃、子どもがインフルエンザになりました。

当然、保育園には預けられません。

私は職場へ休みたいと連絡しましたが、その際、子どもを家に置いて出勤することはできないかという趣旨のことを言われました。

小さな子どもを一人で家に置いて仕事へ行くことはできません。

困った私は派遣会社へ連絡し、派遣会社の担当者から派遣先へ話をしてもらい、休ませてもらうことができました。

今なら、このような話が出ること自体なかなか考えにくいと思います。

一方で、当時の職場は大人数が関わる仕事が始まったばかりで、社員側にも余裕がない状態だったのだと思います。

実際、その後は職場の雰囲気も変わり、派遣社員同士は最後まで仲良く働くことができました。

私にとっては、子育てをしながら働くとき、職場の状況によっては自分だけで解決しようとせず、派遣会社へ相談することも必要なのだと知った経験でもあります。

大量募集の派遣には働きやすさもある

大変だったことを書いてきましたが、大量募集の派遣そのものが働きにくかったわけではありません。

むしろ、私が経験した職場では、同じ時期にスタートした人が大勢いたことが働きやすさにつながっていました。

すでに出来上がった職場へ一人だけ派遣社員として入る場合、最初は周囲に聞きづらかったり、自分だけ仕事がわからず焦ったりすることがあります。

大量募集では、周りも同じ新人です。

わからないことがあるのも、仕事に慣れていないのもお互いさまです。

また、チーム単位で仕事をしていたため、派遣社員同士で話す機会も自然と増えました。

「新しい職場へ一人で入るのが不安」という人にとっては、大量募集の求人は意外と働き始めやすい環境になることもあると思います。

「データ入力」という求人名だけではわからない仕事もある

この経験から私が感じたのは、求人に書かれた仕事内容だけでは、実際に働いたときのすべてまではわからないということです。

私はデータ入力の仕事として働き始めました。

実際にデータ入力はしましたし、募集内容がまったく違っていたわけではありません。

ただ、派遣リーダーになったことで、そこにチームの状況確認や社員への報告、報告書の作成などが加わりました。

同じ仕事に応募して同じ職場で働いていても、任される役割によって経験することは変わります。

これは必ずしも悪いことではありません。

私はこの仕事で、人をまとめることの難しさも経験しましたし、大勢の派遣社員と一緒に一つの仕事を進めるという、普段の事務職とは違う経験もできました。

一方、子育て中など、残業できない事情がある場合には、リーダーなど別の役割を打診されたときに、具体的な仕事内容や残業の有無を確認してから引き受けることも大切だと思います。

派遣リーダーを経験したからわかったこと

私はこれまで多くの派遣先で働いてきましたが、このように大勢の派遣社員が同時に働く職場は独特でした。

約60人が集まり、さらに10人程度のチームに分かれて仕事をする。

その中で派遣リーダーを経験したことで、同じ「派遣」という立場でも、任される役割によって仕事の見え方は大きく変わるのだと知りました。

データ入力だけをしていたら気づかなかった、チームをまとめる難しさもありました。

特に、人間関係や人の感情を把握して社員へ伝える仕事は、当時の私にとって簡単なものではありませんでした。

それでも、期間限定の派遣だったからこそ経験できた仕事のひとつとして、今でもよく覚えています。

大量募集の求人を見つけて、「大人数の職場ってどうなのだろう」と不安に思う人もいるかもしれません。

しかし、全員が同じようなタイミングでスタートする働きやすさもあります。

そして、もし働き始めてから当初想定していなかった役割を任されることになったら、何をするのか、勤務時間に影響するのか、自分の生活と両立できるのかを確認してみてください。

派遣だからこそ、困ったことがあれば派遣会社へ相談することもできます。

私にとってこの仕事は、単なるデータ入力の経験ではなく、仕事そのものだけでなく、人を見ることやチームで働くことを初めて強く意識した経験になりました。

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この記事を書いた人

TOMOKOのアバター TOMOKO 40代・50代女性向け 派遣の始め方ナビゲーター

派遣という働き方で15年以上、40代・50代女性向けに情報発信をしています。
大手企業の正社員経験と育児によるブランクを経て、派遣として働き続けてきました。

特別な資格やスキルがなくても、自分に合う仕事を選びながら続けられるのが派遣の良さだと感じています。

このブログでは、派遣が初めての方や久しぶりに働く方に向けて、実体験をもとに、現実的で無理のない情報をお届けしています。

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