仕事を教えてもらえない派遣はパワハラ?暇なのに「態度が悪い」と言われた私の体験

派遣先で仕事を教えてもらえず、一日中やることがない。
そんな状態が続くと、「私が何か悪いのかな」と自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。

私は40代のとき、ある派遣先でまさにこの状況に置かれました。
しかも暇にしていたことを、「態度が悪い」と派遣会社に報告されていたのです。

この記事では、そのとき何が起きていたのか、そして私がどうやって状況を動かしたのかをお話しします。

目次

派遣先で仕事を教えてもらえない日々は2日目から始まった

その職場は、オンラインサービスを運営する企業の事務部門でした。

派遣社員が5名ほど、社員が3名、その上にマネージャーという体制です。派遣社員も社員も20代が中心で、40代は私ひとりでした。

初日のオリエンテーションまでは普通でした。
ところが2日目から、教育担当の女性社員が私にだけ仕事を教えてくれなくなったのです。
繁忙期前の準備期間だったので、「まだ時期じゃないから」と言われればそれまででした。

けれど後からわかったのは、ほかの派遣社員たちにはデモ練習や毎日の確認テストがこっそり行われていたということです。
私だけがその輪から外されていました。

暇なのに「態度が悪い」と派遣会社に報告されていた

仕事を与えられないまま、一日中パソコンを眺めるだけの日が続きました。
忙しいよりも、何もさせてもらえない方がずっと苦痛です。

そんなある日、派遣会社の担当者から連絡が入りました。
「どうしたんですか?あなたらしくないですね」と。
派遣先のマネージャーには、私のことが「仕事を覚えられない人」と報告されていたのです。

さらに、一度だけ受けられた確認テストは、隣の席だったその社員によって間違った回答に書き換えられていました。
たまたま画面が目に入って気づいたのですが、その結果が「できない人」の根拠として使われていたことになります。

その後、もう一度クレームが入りました。
今度は「背もたれに寄りかかっている」「机に肘をついている」という業務態度の指摘です。

やることがない時間が続けば、姿勢が崩れることもあります。原因をつくっている側から「態度が悪い」と言われるのは、どう考えても理不尽でした。

派遣先の職場では、周りの人もその社員を怖がっていた

働くうちに気づいたのは、困っていたのが私だけではなかったということです。
ほかの女性社員も、その社員の前ではいつもビクビクしていました。

その社員が席を外したときに、こっそり私のところへ来て「これを見て覚えてください」と資料を渡してくれた人もいます。
表立って助けられないけれど、見て見ぬふりもできなかったのだと思います。

先に配属されていた派遣社員たちも同じでした。
私が話しかけると「ごめんなさい」と離れていくのです。当時は「40代の私が避けられているのかな」と思っていました。
けれど今振り返ると、私と話しているところを見られるのが怖かったのでしょう。

1回目の相談は派遣会社に伝わらなかった

最初のクレームのとき、私は派遣会社の担当者に「仕事を教えてもらえていない」と説明しました。
けれど返ってきたのは、「しっかり業務に向き合ってください」という言葉でした。

派遣会社にとって、派遣先からのクレームは重いものです。

一方で私の説明は「教えてもらえない」というひと言だけで、具体的に何が起きているのかまでは伝わっていませんでした。
担当者がクレームの方を信じたのも、無理はなかったのかもしれません。

このとき私は、ただ「つらい」「おかしい」と言うだけでは状況は変わらないと感じました。

2回目は事実を並べて伝え、派遣会社が動いた

そこで2回目の連絡が来たときは、起きていることをすべて具体的に伝えました。

  • 2日目から仕事を教えてもらえていないこと
  • ほかの派遣社員には練習やテストが行われていること
  • 一度だけ受けたテストの回答が書き換えられていたこと
  • 周りの社員や派遣社員の様子

すると担当者の反応が変わりました。
これまでの職場での私の評価とあまりに違うことに気づき、「仕事を教えないのはパワハラです」と言ってくれたのです。
そこから派遣会社が本格的に動き出しました。

最終的に、その社員が意図的に嫌がらせをしていたことが認められ、パワハラとして扱われることになりました。
後から聞いた話では、私の前任者も突然辞めていたそうです。
派遣会社が動いたことで、同じことが繰り返されていたこともようやく明らかになりました。

仕事を教えないことは派遣でもパワハラにあたる可能性がある

厚生労働省は、パワハラの類型の一つに「過小な要求」を挙げています。

合理的な理由なく仕事を与えないことも、これにあたります。
一人だけを孤立させることも、「人間関係からの切り離し」にあたる可能性があります。

私の場合は、教育担当という立場の社員が、私にだけ業務を教えず、テストの結果まで書き換えていました。
「新人だから暇」とは、まったく違う状況だったのです。

「仕事を教えない」がなぜパワハラになりうるのかは、別の記事で詳しくお話ししています。

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仕事を教えてもらえない派遣はパワハラ?暇なのに「態度が悪い」と言われた私の体験まとめ

仕事を教えてもらえず、暇なことを責められる。そんな職場にいると、自分の力不足だと思い込んでしまいがちです。けれど、原因が自分ではないこともあります。

私が状況を動かせたのは、1回目でうまく伝わらなかった経験から、2回目は事実を並べて伝えたからでした。日付や出来事を簡単にメモしておくだけでも、派遣会社への伝わり方は大きく変わります。

派遣社員だからと我慢しすぎず、「おかしい」と思ったら、まずは味方になってくれるはずの派遣会社に、起きていることをそのまま伝えてみてください。

我慢する以外の選択肢もあります

派遣先で理不尽な扱いを受けたとき、我慢して働き続けることだけが選択肢ではありません。派遣会社に相談する、別の派遣先を探す、あるいは派遣以外の働き方を考えることもできます。

今の職場だけにとらわれず、これからの働き方を考えてみませんか?




この記事を書いた人

TOMOKOのアバター TOMOKO 40代・50代女性向け 派遣の始め方ナビゲーター

派遣という働き方で15年以上、40代・50代女性向けに情報発信をしています。
大手企業の正社員経験と育児によるブランクを経て、派遣として働き続けてきました。

特別な資格やスキルがなくても、自分に合う仕事を選びながら続けられるのが派遣の良さだと感じています。

このブログでは、派遣が初めての方や久しぶりに働く方に向けて、実体験をもとに、現実的で無理のない情報をお届けしています。

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